軸受の損傷:種類、主な原因と予防策
軸受の損傷は運転状態を示す証拠です。原因を直さずに交換すると、同じ故障が再発するおそれがあります。
主な損傷パターン
繰返し荷重による疲労は、き裂や剥離を生じさせます。粉じん、切粉、水分は傷や圧痕の原因になります。潤滑不足、劣化、粘度不適合、過剰給脂は摩擦や発熱を招くことがあります。腐食、はめあい面のフレッティング、電流通過による電食も個別に確認します。
影響と調査手順
損傷は騒音、振動、摩擦、温度を増加させ、軸やハウジング、稼働率に影響します。停止前に荷重、回転数、温度、振動を記録し、取外し前に向きを撮影します。潤滑剤を採取し、軸・ハウジングの座、シール、給脂経路を点検してメーカーの故障資料と照合します。
再発を防ぐ
荷重と速度に合う形式とすきまを選び、潤滑剤を清浄に保ち、水や異物の侵入を防ぎ、適切な工具で取り付けます。芯出し、はめあい、ハウジングも確認します。HXの深溝玉軸受と自動調心ころ軸受を確認し、型番、荷重、速度、すきま、潤滑条件を図面と照合してください。
点検・交換前に機械を隔離し、メーカーの手順に従ってください。